《地面師事件についての不動産屋の見解》

本日は「地面師事件」について述べたいと思います。

「地面師」とは、実際に不動産を所有していないのに所有しているかのように装い、売買代金等をだまし取る詐欺師の総称です。

この地面師ですが、私は出会ったことはありません。しかしこの人怪しいな、、という人物には何度か出会ったことがあります。

例えば、所有者は外科医を名乗っており、数時間すら休みがないのですべて代理人が行うといったパターンや、所有者が病院に入院していて一度も会わせられないといったパターンがありました。

共通して言えるのは、所有者本人になかなか合わそうとしない、勤務先や住所があいまいといったことが挙げられます。

最近では、

  • 2017年8月 積水ハウスが63憶円をだまし取られる
  • 2017年2月 横浜の不動産会社が7000万円をだまし取られる
  • 2016年9月 都内不動産会社が約6億円をだまし取られる
  • 2013年12月 アパホテルが約12億をだまし取られる(犯人は他3件でも犯行)

といった事件が報道されています。

上記事件のように、不動産のプロですら騙されている事件ですので、一般の方も気を付けなければなりません。

仲介手数料を節約するために売主と直接契約したり、未公開物件であったり、今増えてきている個人間売買もこの手の詐欺に引っかかる可能性が出てきます。

きちんとした公開物件で仲介業者を入れ、正規の手続きを踏めば、詐欺に引っかかる可能性を減らすことができます。

仲介業者を入れたとしても、仲介手数料を無料にすることは可能ですので、その際は是非お問い合わせ下さい。