《かぼちゃの馬車事件に対する不動産屋の本音》

本日は世間でも話題になっている「かぼちゃの馬車事件」に対する不動産屋の本音を述べたいと思います。

「かぼちゃの馬車事件」を改めて説明すると、女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営するスマートデイズが非現実的な資金計画で入居者を募集し、それを仲介した不動産会社が購入する人の貯蓄額や年収を偽装し、そしてお金を貸す側であるスルガ銀行もその事実を知った上で融資をしていたとされる一連の偽装事件です。

この事件、世間やマスコミ報道ではとんでもない偽装事件として扱われていますが、不動産屋の本音を言っちゃいますと、、「別にどこの不動産会社もやってるじゃん!」です。

私も今まで数社不動産会社を経験してきましたが、大抵どこの会社にも顧客の年収(確定申告書)や貯蓄額(通帳)を偽装する人はいました。

もちろん全員が行なっているわけではありません。真面目な人やリスクを取りたくない人、新人やローンに詳しくない人などは行なってなかったです。私もリスクは取りたくない口でしたので行なっておりません。

それでも少しでも営業成績をあげたい営業マンがいて、ぎりぎりローンが通らない人なんだけどお客さんがその物件をどうしても欲しいと言っている時や、所得は低いが実質の年収は高い方(経費を多めに計上していたり、副業がある方など)の時は確定申告書や通帳をPhotoshopでちょちょっと修正して提出している場面は何度も見ました。

銀行の担当者も「この営業マンいつもぎりぎりローンが通るお客さんばかり連れてくるな、、」と訝しげに思いつつも、自分も融資ノルマを達成しないと上司に何言われるかわからないので黙認しているっというのが真実に一番近いんじゃないかと思います。

不動産業界で常態化しているこの一連の行為が、スマートデイズの無計画なアパート運営、仲介会社の書類偽装、スルガ銀行のイケイケの営業方針からくる偽装黙認となり、不動産業界のプチバブルも相まって問題が一気に表面化したのではないでしょうか。

不動産業界はこの問題に限らず、「囲い込み」や「未公開物件」、「電柱チラシ」「ローン代行事務手数料」等、法律のグレーゾーン(時には真っ黒のものも)の行為が横行しています。

まだまだ旧態依然のシステムが当然のように残っている業界ですので、このブログで不動産業界の闇を明らかにしていきたいと考えています。

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