《極悪だよ不動産業界②「囲い込み」について》

引き続き不動産業界がいかに歪んでいるかを少しでも皆様に伝えていきたいと思います。

今回は「囲い込み」についてです。

「囲い込み」とは、一般の人にとってはあまりなじみのない言葉かもしれません。しかし不動産業界では大きな問題となっています。

内容を詳しく説明しますと、不動産屋は不動産の売却をお客さんから依頼されると基本的には必ず「REINS(全国の不動産屋が見れるデータバンク)」に登録しなければいけません。これに登録しないと法的に罰せられますので、どの業者も必ず物件を登録します。

しかし、いざどこかの不動産屋に物件の条件がぴったりのお客さんが現れ、売却の依頼を受けた業者に問い合わせるとその業者は「いや~この物件は申込が入ってますね」と嘘をつき、一向に売ろうとしないことを「囲い込み」と呼びます。

なぜこのようなことをするかと言いますと、売却の依頼を受けた業者が自分で集客したお客さんで決め、仲介手数料を売却依頼者(売主)とお客さん(買主)の両方から貰うために行っているのです。

この「囲い込み」をすることで売却依頼者(売主)は貴重な売却の機会を失い、お客さん(買主)にとっても欲しい物件が買えないという一番不幸な結果になってしまうのです。

それでも多くの不動産屋(特に大手不動産会社!)はこの行為を平然と行なっているのが、今の不動産業界の現状です。

参考記事:大手不動産が不正行為か(週刊ダイヤモンド)

このような物件は以前のブログ「未公開物件」と同じように競争原理が働かず相場より高額になることが多く、悪徳業者の思うがままに不利な条件で契約させられることもありますので注意が必要です。

不動産屋の営業マンの「うちでしか買えないですよ」には裏があることをこの機会に知って頂けましたら幸いです。

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